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時間をすいこむ魔法の紙!

 魔法の紙こと、用いる感光紙は、建築図面のトレースに使われる「コピアート」(富士フィルム)を使用する。一般的な印画紙と異なり、気軽にフォトグラムの制作ができる2つの大きな特性、アドバンテージがある。

特性1:感度が低い

 感度とは、感光紙が光に感じる度合い。一般的な印画紙に比べこの感度が低い。

コピアートでは光に当てる前は黄色いが光に当てると白くなる性質がある。

 

・明るい室内、野外などでの制作が可能である。(暗室などの特別な環境は必要ない)

・黄色→白色によって撮影の度合いが目で見えるため、視覚的に露光時間が確認でき、

 写真が光によって生まれる過程が実感できる。

 

 上の写真は露光の様子、感光紙の色が変化していき、被写体をずらすと被写体の影がくっきり現れている。露光時間の目安は室内蛍光灯下で約5〜10分程。

特性2:現像は熱で行う

 現像は、アイロンの熱で行う。

(ドライー中あたりがおすすめ)

熱を加えることで、黄色の未露光の部分が青色になる。炙り出しのように熱を加えた部分の形が現れるため、フォトグラム制作の一番の感動ポイントである。

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